2015年8月27日木曜日

普通を超えた普通


家具やプロダクトのデザイナーでジャスパーモリソンという方がいます。



彼は、いつかNHKの番組内でご飯などをよそう「しゃもじ」のデザイン性について力説していました。



機能性はもちろんですが、日本人にはないと困る存在で当たり前のように存在し、それはまるで空気と同じだと言うのです。



毎日使うものを進化させてきた営みの成果であり、毎日の生活に根付いているものだと言うのです。



デザインの一つの考え方ですが、僕はひどく共感しました。



そしてこの考え方を広く実践している会社が「無印良品」です。



名前の通り、「名はないけど、素晴らしいもの」ということを無印良品として示されていることと思います。



また、毎日の生活に根付くためには、広く使用されなければなりません。
価格的にお求めやすい無印の商品は、そういった意味からだと思います。



空気のように存在し、生活に根付くこと。
単に「ローコスト」ではなく、理念のある「お求めやすい価格」。



なかなか難しいのですが、セントテもこのことに挑戦しています。



そういえば、無印の商品の中にジャスパーモリソンのデザインしたものが存在します。



興味ある方は探されてみてはいかがでしょうか。