2015年8月27日木曜日

普通を超えた普通


家具やプロダクトのデザイナーでジャスパーモリソンという方がいます。



彼は、いつかNHKの番組内でご飯などをよそう「しゃもじ」のデザイン性について力説していました。



機能性はもちろんですが、日本人にはないと困る存在で当たり前のように存在し、それはまるで空気と同じだと言うのです。



毎日使うものを進化させてきた営みの成果であり、毎日の生活に根付いているものだと言うのです。



デザインの一つの考え方ですが、僕はひどく共感しました。



そしてこの考え方を広く実践している会社が「無印良品」です。



名前の通り、「名はないけど、素晴らしいもの」ということを無印良品として示されていることと思います。



また、毎日の生活に根付くためには、広く使用されなければなりません。
価格的にお求めやすい無印の商品は、そういった意味からだと思います。



空気のように存在し、生活に根付くこと。
単に「ローコスト」ではなく、理念のある「お求めやすい価格」。



なかなか難しいのですが、セントテもこのことに挑戦しています。



そういえば、無印の商品の中にジャスパーモリソンのデザインしたものが存在します。



興味ある方は探されてみてはいかがでしょうか。





2015年8月18日火曜日

真実は無視されてもそこに在り続ける


8月ぐらいは戦争のことについて書こうと思いますが、僕は、右翼でも左翼でもないのであしからず。



戦後の教育の中でアメリカ=正義と教えられて育ったもんだから、イラク戦争なんかもどうせ悪いのはフセインだと決めつけて傍観してました。



「大量破壊兵器はある」が大義で始まった戦争も、結局大量破壊兵器は見つからず、たくさんの人が死ぬだけの戦争となってしまいました。



さらにフセインを殺したことで、中東のパワーバランスは崩れ、イスラム国を中心とする戦国時代に突入です。



現在進行中でたくさんの人が死んでいますので、フセインが統治していた方がましだったことになります。



民主主義=正義、アメリカ=正義と刷り込まれている僕たちは、社会主義=悪、中東=悪と単純に考えます。



さらに軍国主義=悪、旧日本軍=悪と教えられました。



広島、長崎に原爆を落とし、大義のないイラク戦争をした国が正義?



そんな訳ないのに、僕たちは大声でアメリカが悪いって言えないのは、この教育のせいでしょうか?



太平洋戦争について勉強すればするほど、自分が思っていたほど日本は悪くないことが分かってきました。



むしろ、白人至上主義に物申した立派な国だったと思います。



ただ、戦争という手段を取ったがために、たくさんの人が死に、悲惨な結末を向かえました。



死んでいった人たちのためにも、僕は本当のことを知りたいのです。



じいちゃん、ばあちゃん、ご先祖様が悪でないことを確かめたいのです。