建築はほんとに多くの人が関わって出来上がっていく。
設計から完成までっていったら本当に多くの数になる。
でもその中には惰性で仕事している人や食うためだけにやっている人もいるでしょう。
そんな人に出会う度に心が折れそうになり、もう辞めたいって思うんです。
ものづくりって本来は作り手の思いやプライドの結晶のようなものだけど、建築に関していえば決し
てそうなっていない。
僕はそんな世界を変えたいんだけど、これはその本人の問題だけでないのも現状です。
バブル以降、世の中の建築コストは下がる一方です。
よい仕事も悪い仕事も一律に考えられてしまい、どこのだれに頼んでも同じ品質のものができると
思われてしまっています。
良いものは高い、悪いものは安いのが当たり前なんですが建築に限ってはそうでないようです。
僕は良い仕事をする職人さんにはいっぱい儲けてほしいし、そうでなくては良い仕事その仕事自体
がかわいそうです。
だから僕はそのことを世の中に訴えて行きたいし、良い仕事ができる集団を作り上げて行きたい。
理想主義なんだろうけど理想は失いたくない。
写真はその理想をコネコネして形にしているところです。
出来あがるのはまだ先ですが、理想に挑戦です。